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壁掛け式の常識を覆す濾過力!SUNSUN YBF-500本音レビュー:大型サイクロン付き外部フィルターの実力と購入方法

大容量の壁掛け外部フィルター「SUNSUN YBF-500」実機レビュー

アクアリウムの濾過フィルター選びで、「壁掛け式の省スペースさ」と「外部式の高い濾過能力」を両立させたいと考えたことはないでしょうか。

そんな理想を形にしたような、少し珍しい構造のフィルターを見つけました。中国の大手アクアメーカー・SUNSUN(サンサン)製の壁掛け式外部濾過フィルター「YBF-500」です。

実際に30cmキューブ水槽(高さ40cmのハイタイプ)に設置し、しばらく運用してみたので、その特徴やリアルな使用感をレビューします。

30cmキューブ水槽に設置したSUNSUN YBF-500の全体写真
30cmキューブ水槽の背面に設置したSUNSUN YBF-500。壁掛け式ながら濾過槽とサイクロン部の存在感があります。

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壁掛け式とは思えない圧倒的な濾過容積

まず驚くのが、これまでの一般的な壁掛けフィルターを大きく上回る濾過容積です。

内部は物理濾過・生物濾過ともに十分なキャパシティが確保されており、自分の好みに合わせて濾過材を自由にカスタマイズして詰め込むことができます。標準でも最初から簡単な濾過材が付属しているため、別途買い足さなくてもそのまま使い始められる仕様なのは嬉しいポイントです。

ただ、せっかくこのサイズの濾過槽があるなら、スポンジやリング濾過材を追加して、自分の水槽に合わせた構成にしたくなります。物理濾過を厚めにしたい場合はスポンジ、生物濾過を強めたい場合はリング濾過材を足すと使いやすいです。

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また、本機は「密閉式」の構造を採っているため、CO2添加環境でもガスを逃がしにくい構造です。ただし、構造上の特性なのか、数分に一度のペースで適度にエア噛みが発生し、細かな気泡がフワッと排出される挙動が見られます。このあたりは密閉式特有のクセとして把握しておくと良さそうです。

優秀すぎるサイクロン濾過エリアと排水機構

YBF-500の最大の強みとも言えるのが、大きなフンなどのゴミを強力に吸い込む吸い込み口と、それを生物濾過槽に送り込む前にキャッチしてくれる「サイクロン濾過エリア」の存在です。

SUNSUN YBF-500のサイクロン濾過エリアを近くから見た写真
透明ケースの中にゴミが集まるサイクロン濾過エリア。汚れの溜まり具合が見えるので、メンテナンスのタイミングも判断しやすいです。

このサイクロンエリアが非常に実用的で、メンテナンス性が劇的に向上します。エリア下部から直接水を抜くことができる構造になっており、手順もシンプルです。

底部の栓を抜いて、下にバケツをセットします。この時点ではいきなり水が飛び出てこないので安心です。あとは本体のつまみを回すだけで、サイクロンエリアに溜まったゴミ混じりの水をスムーズに排水できます。

この「本体を分解せず、汚れが集まりやすい場所だけを排水できる」設計はかなり実用的です。壁掛け式の手軽さを残しながら、外部フィルター的なメンテナンス性を持たせているのがYBF-500の面白いところだと感じました。

設置性と驚きの静音性能

水槽周りのスペースを占有しないのも、壁掛け式の大きなメリットです。床や机の上に本体を置く必要がないため、非常に省スペース。以前使用していたジェックス(GEX)等の一般的な壁掛けフィルターと比べても、占有する空間的な面積はさほど変わらない印象です。

水槽上部から見たSUNSUN YBF-500の設置状態
上から見ると、ホースと本体が水槽背面にまとまっているのが分かります。外部式のように床置きスペースを取らないのが便利です。

重量に関しても、30cmキューブ水槽の背面に引っ掛けておいて不安になるような挙動はなく、良い感じに収まっています。

さらに特筆すべきは、その静音性能です。驚くほど静かで、寝室やリビングに置いてもまったく気にならないレベルに仕上がっています。

吸盤による固定と安定感

吸い込み口の下部には吸盤が付いており、水草やソイルのないベアタンクであれば、水槽の底面としっかり固定することができます。

背面だけでなく、水槽内でも底面と板で挟むように固定をサポートする仕組みは、設置時の安定感を高める良いアイデアです。

導入時の注意点と稚魚対策

非常に満足度の高いフィルターですが、運用する上でいくつか工夫が必要だった点もあります。

グッピーの稚魚対策

吸い込み口のパワーが強いため、フンなどのゴミをしっかり吸い込んでくれる反面、グッピーの稚魚も一緒に吸い込んでしまうことがありました。ただ稚魚はサイクロンの部分に止まるので、サイクロン部分にある排水口から救出可能です。(流れは強くないので、筒の中で巻き込まれているというよりは、必死に泳いでいる感じでした。数分以内に助けてあげてください。)

そのため、現在はスポンジフィルターを別途購入し、吸い込み口に取り付けてガードしています。小型魚のブリード環境で使う場合は、事前の対策が必須です。YBF-500本体だけでなく、ストレーナー用スポンジも最初から一緒に用意しておくと安心です。

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油膜取り機能について

本機には油膜取り(サーフェススキマー)機能も標準装備されています。しかし、油膜取りを使用すると使えるホースの長さに制限が出てしまう点と、やはり稚魚を吸い込んでしまいそうな懸念があったため、私の環境では油膜取りは使用していません。

デザインの好みが分かれる部分

機能面での不満はほぼありませんが、唯一挙げるとすれば本体のカラーリングです。

個人的には青色のパーツは不要だったかなと感じており、もう少しモノトーンにまとめてくれれば、さらに水槽馴染みが良くなったように思います。

SUNSUN YBF-500の価格と購入方法

これだけ多機能なSUNSUN YBF-500ですが、日本のAmazonや一般的な熱帯魚専門店の実店舗ではまず見かけません。購入先としては、現状はAliExpress(アリエクスプレス)などの中国系EC通販サイトがメインとなります。

AliExpressで販売されているSUNSUN YBF-500の商品ページスクリーンショット
AliExpressで見つけたYBF-500の商品ページ。表示価格だけでなく送料込みの総額で比較するのがおすすめです。

実質的な流通価格は大体8,000円弱です。検索すると4,000円程度で出品されている安価なケースも見かけますが、それらは送料が3,000円以上かかる設定になっていることが多く、総額で見ると結局どこで買っても同じくらいの金額に落ち着きます。

購入する場合は、本体価格だけでなく送料込みの合計金額、プラグやホース径、付属品の表記を確認しておくと失敗しにくいです。

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まとめ:総評としては大満足の逸品

細かなカラーリングの好みや、稚魚対策の必要性などはあるものの、壁掛けフィルターの手軽さと、外部フィルター並みの濾過容積、そしてサイクロンによるメンテナンス性を兼ね備えたYBF-500は、総じて非常に満足度の高い製品でした。

水槽の周りをすっきりさせつつ、ワンランク上の濾過環境を作りたい方は、ぜひAliExpress等でチェックしてみてください。

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